知事申し入れ『記者会見における知事発言への抗議文』

                                    令和2年10月16日

静岡県知事 川勝平太様

                                    自民改革会議
                                    代表 中沢公彦





               記者会見における知事発言への抗議文




 去る、10月7日に開催された定例記者会見において、知事が発言した内容に対し自民改革会議として抗議します。

 知事は記者会見の中で菅首相に対して「教養のレベルが図らずも露見した」「学問をされたっていう人じゃないですね。単位を取るために大学は出られたんじゃないか」「副総理もこういう事をすると自らの教養が露見しますよ。教養のなさですよ。」などと発言しました。
 これは、個人への侮辱、誹謗中傷及び学歴への差別とも取れる発言であり、多くの県民からも同趣旨の抗議や疑問の声が会派所属議員に対し届けられています。
 知事は令和元年度2月定例会の我が会派の代表質問に対し、「今後不適切発言はしない」と答弁しています。
 静岡県のリーダーとして、知事から発せられる言葉は重く、その影響は大変大きなものであり、これらの発言は公人として、学者であり教育者としてふさわしくありません。
 依って、自民改革会議はこの発言を看過できず強く撤回を求めます。