知事申し入れ『新型コロナウイルス感染症第6波対応に関する緊急要請』

             令和4年1月24日
静岡県知事 川勝平太 殿
                               静岡県議会自民改革会議
                               代  表 野崎 正蔵
                               副 代 表 佐地 茂人
                               政調会長 木内 満
     
                                                                                                                                                                                                                                             
         新型コロナウイルス感染症第6波対応に関する緊急要請



 感染力が著しく強いオミクロン株の感染拡大に伴う新型コロナウイルス感染症第6波に伴い、静岡県はまん延防止等重点措置の適用を国に申請している。オミクロン株の感染力が従来株に比べ著しく強いものの、重症化率は従来株に比べれば高くないとも言われており、従来株とは異なる感染症対策が必要となることが予想される。感染拡大防止と社会経済活動の両立の観点から早期に臨時議会を招集し、以下の点に留意した対策の実現を求め、ここに緊急要請を行うものである。


1. 今冬の寒さが厳しいこともあり、心疾患や脳疾患による急性期一般病床の逼迫が見られる。新型コロナ対策と並行しつつ一般医療の提供に支障をきたさないよう医療現場への柔軟な支援を行うこと。

2. ワクチンの3回目接種を加速すること。

3. 飲食店に対する時短及び酒類の提供自粛要請に当たっては、業種業態の実情に配慮したきめ細かい要請となるよう留意するとともに、認証店においては感染拡大防止と事業継続の両立も可能とする制度設計とすること。また、協力金の支払い事務の迅速化により早期の支給に努めること。

4. 時短要請及び外出自粛要請により影響を受ける全ての事業者を対象とした経済支援策を早期に打ち出すこと。また、国の事業復活支援金等の対象にならない事業者への支援も行えるよう制度を検討すること。

5. 教育現場でのクラスターが多発していることから、全ての児童生徒の学びの継続支援策を早期に打ち出すこと。