令和5年7月22日(土)13:30~15:00
○講師:エッセイスト・動物行動学研究家 竹内 久美子 先生
○演題:『LGBT法案の最終目的は、○○』
5月の開講式から2ヵ月が経ち、『自民党 静岡県政治塾2023』も本日第2日目の開催となりました。
本日の講座③は、産経新聞「正論」のメンバーで、月刊紙Willなどへの執筆でもご活躍中の竹内久美子先生にお越し頂いて、ご講演を頂きました。
竹内先生は、7月24日に成立したLGBT理解増進法(正式名称「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」)が、今後我が国に及ぼす影響を大いに危惧していらっしゃいました。
「一見、誰も反論することが出来ないような主張や正論が持つ不測の未来は、日本国の文化や国体にどんな影響を与えることになるのか?」ここが、本日の講演の核心であったように思います。
日本の天皇制は「権力」ではなく「権威」であること。
「国民統合の象徴」としての天皇制が紡いで来た日本の男系男子の天皇制は、現代では生物学的に遺伝子の継承という科学的説明も可能であるけれど、科学的説明など全くなかった遥か昔の時代から、先人たちは直感的に見抜いて、あらゆる手段を講じ、男系による皇統の継承を護って来た。
この歴史の積み重ねの事実が重要で、決して「男女差別」といった価値観の話などではない。
日本の国体(歴史、伝統、文化)に対する価値を見失わないように、と講話されました。
グローバリズムとアイデンティティを考えさせられる講演でした。